ハルモニアの新な試み 水素療法について
私たちの健康・美容寿命に大きく関わる【糖化】と【酸化】。現代人にとって理想の暮らしを行うのは難しい現実もあります。いくら注意深く過ごしたとしても、人それぞれに弱点もあります。そこで今回おすすめしたいのが水素を取り入れる生活です。毎日の暮らしに水素を取り入れることで体の酸化を遅らせたり、不調になった機能を回復させたりすることが期待できます。
私が水素療法に着目したきっかけは、2022年の秋以降新型コロナワクチン後遺症の方々に出会うようになったためです。関節炎や皮膚炎、持続する倦怠感、風邪にかかりやすくなったりアレルギー症状が発現するなどの免疫力低下や混乱、特定のガンの発生数増加、循環器や脳血管系の症状などです。はじめはワクチンの影響か通常の症状かも定かでなく、臨床に30年間たずさわってきましたが一体何が起こっていてどういうことなのか理解できず、困惑していました。その頃から世界中の研究者からワクチンに含まれるスパイクタンパクによって、上記のような症状が引き起こされていると相次いで報告がもたらされました。もし細胞内でスパイクタンパクが影響しているとすれば、鍼灸やマッサージなどの手技では効果は限定されるのではないか?そこからどのような方法が私たちの体にとって助けになるのかを探し始めました。
人類が初めて経験した事態のため医学界でもそれらに対する診察法や治療法が確立していないのが現状です。しかし後遺症と思われる方々の生活は日々続いています。そんな時に出会ったのが水素療法です。水素によってワクチン接種後の抗血栓作用や嗅覚・味覚障害の改善や軽減、免疫力の向上、抗炎症作用などが示される症例報告を知りました。とはいえ私自身が未経験の分野でしたので、まずは自分や家族、職員、職員の愛犬たちで試してみることにしました。約1年間をかけ水素を試した結果、人体ならびに犬体にメリットはあってもデメリットはない!との実感を得ました。私が施術にあたるモットーは『自分が受けたい施術を行う』です。今回この水素療法はそれに合致します。この水素療法は黎明期から発展期のちょうど過渡期だとも捉えています。今後ますます水素は社会での活用が進んでいき、皆さんにとって身近なものになるはずです。
水素で期待される作用
水素を使った人での治験では次の事柄が確認されています。
1. 抗酸化作用
動物実験同様人体でも悪玉活性酸素を除去し、悪玉活性酸素からの細胞組織の障害を防ぎます。
2. 血流改善作用
血流が不十分な部位の血流を改善します。
3. 抗炎症作用
さまざまな身体組織の炎症の改善に作用します。
4. 抗血栓作用
脳梗塞などの血栓を原因とする疾患の予防に働きます。
5. 代謝機能促進
糖尿病や高脂血状、メタボなどの糖代謝、脂質代謝異常の改善を助けます。
6. 抗がん作用
ビタミンCを水素と併せて摂取することにより、さらに作用が高まります。また抗がん剤や放射線療法の身体に対する負担を軽減することも分かってきました。それに手術後の傷の回復もはやめます。このことからがんの標準治療に水素療法を組み合わせることが最適であるという論文が増えてきています。
7. 自律神経の調整作用
自律神経機能が調整されることで、睡眠の質の向上や自律神経の不調による高血圧の改善などが認められます。
8. 中枢神経系疾患の
予防治療効果
アルツハイマーなど認知症、脳卒中、パーキンソン病などに対して予防・治療効果が確認されてきています。
水素療法の効果と鍼・マッサージ効果の多くは重なります。しかし両者の効果の大きな違いは、水素には高い抗酸化作用があることです。 一方、鍼やマッサージには身体のこりや痛み、関節の拘縮を改善する効果があります。当院でおこなっている微弱電流を用いたリセルフマッサージは、東大研究グループにより血液とリンパの流れの高い改善作用とともに、ミトコンドリアの活性化を促すことがみとめられています。このことからも水素療法と鍼・マッサージは親和性があり補完し合えると考えています。これが健康・美容寿命をながらえるためのハルモニアからの新たな提案です。繰り返しになりますが、糖化と酸化をなるべく避け元気に過ごしていきましょう。